桜のあと、モネの描く「睡蓮」のようになるんです。勧修寺(2005年春)

桜のあと、モネの描く「睡蓮」のようになるんです。(2005年 春)

通り名はかんしゅうじですが本来は勧修寺(かじゅうじ)といい山科区にある真言宗山階派の総本山。平安時代の昌泰3年(900)に醍醐天皇が母藤原胤子の菩提を弔うために創建され、皇室と藤原氏にゆかりの深い寺院です。境内の西側には本堂、北側には江戸時代、法親王が暮らす門跡寺院となった際、明正天皇の旧殿賜った重文の書院がありますが非公開になっています。

参道の両側は白壁の築地塀で白壁の上からのぞく桜とともに桜のトンネルをくぐりかのように続きます。

庭園には桜が咲き徳川光圀寄進の雪見灯篭越しに見える景色は一枚の絵のようです。「勧修寺型灯篭」と言い『水戸黄門さま』らしいユーモラスなスタイルから有名です。また灯篭を覆うように生えている植樹「ハイビヤクシン」はヒノ木科の常緑潅木で樹齢は750年と言われ、我が国無双の名木として名高いです。南側の睡蓮で有名な氷室池には冬季マガモが飛来します。

庭園は「勧修寺氷池園」と呼ばれ「氷室の池」を中心に造園されている「池泉庭園」です。古く平安時代には、毎年1月2日にこの池に張る氷を宮中に献上していた京都でも指折りの古池です。