「みんなどうか元気で」 と思う人で、この季節、この町はできているみたいだ。北野天満宮(2009年 初春)

桜と紅葉の季節には人であふれてしまうが、梅の季節は、はんなりとした京都らしさが町にただようと感じながら、京都「七野」のひとつ北野にあり、京都の人々からは「北野の天神さん」と呼ばれ、親しまれている京都では御所の四方の鬼門の北西を護る「北野天満宮」を訪れる。

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この社は幼い頃から勉強熱心で最年少で国家試験に合格し、右大臣にまで上り詰めた学問の神様で知られる菅原道真公をお祀りする、全国のおよそ12000社あると言われる天神様、天満宮の総本社である。

楼門をくぐるも本殿は参道の正面になく「筋違いの本殿」といわれ、もとの地主神社があるため横にずらして本殿が建てられたためです。

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平安時代・天暦元年(947)に現在の北野の地に朝廷によって道真を祀る社殿が創建され、歴代の朝廷や将軍家、武家などが造営や修復をしている。特に太閤秀吉好みの現在の豪華絢爛な桃山建築を代表する社殿は慶長12年(1607年)秀吉の子、秀頼が建造し、本殿に道真公が祀られ、石の間でつなぎ拝殿・楽の間と複合される八棟造(権現造)と称され、日光東照宮や豊国神社にも利用されているものである。

彫刻のなかに日月星があるといわれる三光門だが、星がみあたらないので「星欠けの三光門」とされ、北野天満宮七不思議のひとつになっている。星は三光門の上に輝く北極星だといわれています。門をくぐるとそこにはまさしくJR東海のCMの本殿が御神木の「紅和魂梅」と一緒に迎えてくれているではないか。

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北野天満宮の主祭神である菅原道真が太宰府左遷の際に詠んだ有名な歌が「東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ梅の花 主なしとて春を忘るな

拾遺和歌集に詠まれ、平安時代中期の学者/大江匡衡筆の楼門の額文に「文道大祖・風月本主」と称えた菅原道真公は、ことのほか梅を愛され、その梅が主である道真を慕って、一晩のうちに太宰府に 飛んでいったという「飛梅伝説」が生まれた。その梅が御神木の「紅和魂梅」です。

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この伝説により北野天満宮の神紋には梅があしらわれている。また菅原道真は学問の神さまとしても知られていて、学問の神さまとして有名なのです。

六百年前、桜を全部 切りました。春より秋を選んだお寺です。東福寺(1997年秋)

昔、このお寺のお坊さんは、境内のモミジは残して桜の木は、ばっさり切らしたそうです。春を捨ててその分秋という季節を大切にしたのでしょうか。いさぎいいな。(1997年秋TVCM)

紅の雲海に包まれた通天橋が待ち受ける「東福寺」。東福寺「三名橋」のひとつ「臥龍橋」を渡ると、「通天橋」の向かい側にある為、通天橋×洗玉澗の紅葉の全景がわかるベストポジションなのです。

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摂政九條道家が創建した臨済宗東福寺派の大本山。九條家の菩提寺として嘉禎2年(1236)から19年の歳月をかけて建立され、規模は東大寺につぎ、教行は興福寺にならうという意味から、「東」と「福」の二字をとり、「東福寺」と名づけられた、京都五山の一つにふさわしい禅宗寺院の威容をたたえている。本尊は釈迦如来。本堂は昭和9年再建、三門は現存最古の三門で国宝。禅堂、浴室、東司(とうす)、愛染堂など重文の建築も多い。方丈庭園は昭和の作庭家、重森三玲による。750年の歴史を脈々と伝える東福寺は京都屈指の紅葉の名所として知られ、広大な境内に大伽藍が勇壮な甍を並べて佇む景観は、時空を越えた別天地のようである。数ある京都の紅葉名所のなかでも、Noワンに挙げる人が多いのが、本堂と開山堂をゆるやかに隔てるように、三の橋川が流れ、一帯の渓谷は洗玉澗といい、ここを結んで架けられた、紅葉の炎に浮かび上がった天へと通じる名橋、「通天橋」からの眺めである。

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境内に繁る紅葉には、イロハモミジ、ヤマトモミジなどが多く、それらは優に二千本におよぶそうで、かえでの燃えるような朱色が、まるで下からわき上がってくるようである。その一部に、聖一国師が宋国から持ち帰ったと伝えられる唐楓は別名通天紅葉と呼ばれ、珍しい三つ葉楓は秋の深まりにつれ、艶やかな黄金色に染まるのである。通天橋の中央部分には張り出しがあり、ここからの眺めは最高。橋からひとしきり大パノラマを堪能したあとは、渓谷のほうへ降りて、紅葉が繁る中を散歩したのである。600年前まで、この一帯には桜が植えられていたが、後世、遊興の地としてにぎわう桜は修行の妨げになると、すべて伐採し、もみじに植え替えられたと言い伝えられているそうである。それが上記のキャッチコピーなのである。

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