美しい景色は人が練りに練って生まれたものです。「旧嵯峨御所 大覚寺門跡」(2007年秋)

美しい景色は人がつくり上げるものです。この当たり前のことに1000年たった今、ドキリとするのはどうしてだろう。

平安時代の初めに海外の情報を集め、書を読み、話を聞き、練りに練ってこの空間設計は生まれたのです。(2007年秋)

もとは平安初期、嵯峨天皇によって建てられた離宮「嵯峨院」でしたが、貞観18年(876)に寺に改められ、明治時代初頭まで天皇や皇族が門主を務めた門跡寺院が、「旧嵯峨御所 大覚寺門跡」です。

正面には式台玄関があり脇にある、11月からお披露目される嵯峨天皇ゆかりの古典菊「嵯峨菊」もみどころです。

境内の大沢池は周囲1.2kmの日本最古の人工の林泉で、嵯峨天皇が唐も洞庭湖を模して造られたことから庭湖とも呼ばれます。池の周りには茶屋や石仏群、名古曽滝跡などが点在し、時代劇の撮影によく使われています。

平安時代の初めにわざわざ海外の情報を集め、書を読み、話を聞き、練りに練ってこの空間設計のプランは生まれたといいます。風景は人がつくり上げるものなんですよね。この当たり前のことに1000年たった今、ドキリとするのはどうしてだろう。(2007年秋TVCM)

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