なにしろ、日本でいちばん四季にうるさい町の紅葉ですから。祇王寺(1994年秋)

悲恋を伝える尼寺「祇王寺」は、平安後期、平清盛の寵愛を失った白拍子・祇王が母刀自、妹祇女とともに出家し、庵を結んだことに始まります。郷愁を誘う詫びた風情の山門をくぐって境内に入ります。

なにしろ、日本でいちばん四季にうるさい町の紅葉ですから。このへんにあるといいな、とおもうところに、ちゃんと紅葉があるんです。京都では。(1994年秋)

このへんにあるといいな、とおもうところに、ちゃんと紅葉があるんです。そこが京都なんですね。ほら、京都の秋はもてなし上手です。(1994年秋 嵯峨野)

静けさに包まれた茅葺屋根の庵の前には苔むす庭が広がり、周囲にめぐらされた小路を歩きながら鑑賞できます。

紅葉に木々を縫って差し込む木漏れ日、苔を覆う散り紅葉、その眺めはまるで一枚の絵画の様に完成されています。紅葉の道がいくつも見つかる嵯峨野の中でも、ひときわひっそりと、しかしドラマチックな趣にあふれるところです。

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